ビジネスは人なり 投資は価値なり
ビジネスは人なり 投資は価値なり
おすすめ度 ★★★★☆
世界一の投資家であり、全米で1、2を争う大富豪、ウォーレン・バフェットの半生をつづった1冊。
バフェットに関する本は数多くあるが、本書は特に人間バフェットにフォーカスを当てており、
彼の人生哲学や関係者の豊富な証言からバフェットのビジネスや投資に関する考え方を導いている。
本書には、この偉大な投資家にまつわる、実にさまざまなエピソードが登場する。
まとめ買いで安く手に入れたコーラを売り、小遣い稼ぎをした少年時代、師匠ベンジャミン・グレアムとの出会い、
バフェットが「初恋の相手」と呼んだバークシャー社への投資、バフェットを有名にしたウォルト・ディズニー、
コカ・コーラ、ワシントン・ポストなどへの投資、危機に直面したソロモン・ブラザーズを救った1990年代初頭…。
ドラマに満ちあふれながら、事実関係の描写が細かく、プロの投資家、経営者にとっても興味深い内容であろう。
本書の終わりで、バフェットはこう語っている。
「私は、よい価格で手に入れることができ、信頼ができ賞賛すべき人々によって順調に経営されている企業を売却したいとは思わない」。
投機を脱し、本当の意味での投資家を目指す人に、ぜひおすすめしたい1冊である。
バフェット氏の哲学が分かる。
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