PER

PERとは

PER(株価収益率)

 

PERとはEPSの何倍まで株が買われているかになります。

 

算出式は

 

PER = 株価 / EPS

 

この数字が低いと割安、高いと割高とかになるのですが

 

たまたま業績が悪かったりするとEPSが下がるのでPERが高くなったり

 

特定の業種はもともとPERが高かったりと

 

企業単体で見て判断するのは好ましくありませんし

 

複数年の平均値と比較したり、同業他社との比較も大切です。

 

EPSがマイナスだとPERもマイナスになってしまうため

 

PERだけでは株価を計れないのも事実です。

 

成長中の企業はEPSの増加が見込めますのでPERが高いことが多いです。

 

またPERをみるにも前期のEPSを使うのか今期末の予想EPSを使うのか

 

どちらを使うにしても決算短信等でEPSを確認して算出します。

 

例えば前期のEPSが100円で株価が2000円であれば

 

2000円 / 100円 = 20倍

 

来期にEPSが200円になる予想であれば

 

2000円 / 200円 = 10倍

 

になりますので仮に同じ20倍まで買われるのであれば

 

200円 × 20倍 = 4000円

 

になるはずです。

 

 

こんな単純にいくわけではありませんが

 

PERが30倍、50倍、100倍まで買われているような株は

 

EPSの成長を見込んで先行投資しているわけです。

 

例えば最近新球団参入しようとして知名度が抜群に上がったライブドア

 

04年9月期の決算がもうじき出ると思いますが

 

EPSは3〜4円程度が予想値

 

2004/11/05の終値が474円ですからPERは100倍を超えています。

 

ちなみにバブル崩壊前はPER100倍なんて企業はたくさんあったようです。

 

ただ成長に陰りがみえたりライバル会社に敗退するようだと

 

あっというまに調整が入り株価が急落します。

 

 

ちなみに予想EPSは企業が出したり、アナリストの皆さんが出したりします

 

証券会社等は予想EPSでPERを出している所が多いですが

 

予想はあくまで予想なので参考程度にしておきましょう。

 

 

PERが高い   →人気が高い 企業価値以上に買われている可能性も

 

PERが低い   →人気が低い 企業価値以下で評価されている可能性も

 

同業他社との比較、数年間の平均PERとの比較

 

成長にみあったPERであるかもチェック


 
Top お問い合わせ ブログ